ひなちのおうち

感想の置き場所

あんスタ【召しませ/ナイトクラブ】

なにが”正しい”なのか”間違い”なのかすごく考えさせられたし、永遠に2winkに想いを馳せている…

メインストから引き続きこのイベストでここ数日ずっと考えている…なんていうかこの世界は息の詰まる世の中なんだなって思ってしまった……

なにが”正しいで”なにが”間違ってる”のかをすごく訴えてくる…なにも間違ってないのに多数派の正しいを押しつけてくる…少数派が生きづらいのはなんでなんだろうか。いやだなぁ。なんで仕方ないと肩身を狭くする必要があるのかなぁ。なんでそう思ってしまうんだろうなぁ。わからんけどそういう心理になってしまう。なんでなんやろなぁ。

いいじゃんな、好きな服を着て好きなものを食べて好きに生きればいいのにな。なんでそれを個性として認めないんだろうな。周りと違うことを”間違ってる”なんて決めつけないでほしいよ。

みんな口では「みんなちがってみんないい」って言うけどそれを許さない風潮どうにかしてくれ。こんなこと言うてる私自身がそのうちの一人なのかと思うと自己嫌悪ですけどね。こんな世の波にのまれたくねぇ…

 

メインストである程度この子たちは大丈夫になってるのかなと思ってたのだけど(少なくとも節分祭やキャラストよりかは)、そんなことなかったなと…やっぱり全然安心できなくて不安定な状態なのには変わらない。

でもだからといって、2winkが守るべき子たち…?どういうことだ?たしかにこの子たちは危ういし誰かが見ておいてくれないと壊れそうではあるけど、二人はそんなに弱くないしそんな同情の目を憐れみを求めてないでしょうよ…望んでないでしょうよ…

それのアンサーが「2winkを助けることで『可哀想だった子供時代』の自分を助けようとしてる」だったのがほんともう…彼らを守ることで自分たちのことを守ってくれなかった周囲への反抗に使わないでください。それに対してジュンが自慰行為って表してんのよかった。言い得て妙。そんな慰みのために利用しないでください。

 

ゆうたくんずっとこれからのことを悩んでて、なにかしら自分に理由をつけて言い聞かせてるんだなと感じた。いままで傍にはアニキがいておんぶにだっこだったから、自分で考えて行動することに対していまいち自信がなさげというか、不安なんかな。自分が主導になることってほとんどなかったもんね…ひなたが守りすぎたのはかなりあるけど、それに対してゆうたくんは不服に思いつつも仕方がないような安心のような、そんなことを無意識ながら当たり前だと思ってたんかなとかちょっと考えた。

…んー、結果わからん。この二人は複雑すぎる。

まぁ自分を鼓舞するために必要よね、わかる。こういう理由だからいいんだ!って正当化するの大事よね、わかる。

ただ「『俺たち』から『俺』を分離させちゃ駄目だ」と「これが最適解で最善」のところ。無理に自分を押し込めているような感じ…それを誰にも言わないんだ…それって今までの二の舞にならん?繰り返すつもりか?と思ってしまう。

 

双子の関係性まぁまぁガタガタで試行錯誤中なんよな…ゆうたくんが思ってたよりも子供らしくてひなたがどれだけ無菌状態にしてたのかがわかってしまった…そういうとこが歪なんだぞ…よく頑張ったね…えらいね…

自分のほうが不真面目で悪い子だって周りに思わせることでゆうたくんを守っていた。ずっとそうやって生きてきたからどうすればいいかわからないってとんでもねぇこと言ってるよな。どんだけ自分を犠牲にするんだきみは…

そして自分で望んで悪者や憎まれ役として振る舞ってるのを共感できると言えてしまうのだな…

 

なんていうか格段に危ないのがゆうたくんなんだよな…やっと無菌室から出てきて、ひなたが先に請け負っていたものを今辿ってるような感じがする。思考や感情を追っている…同じではないのに同じを求めているのとても危ういと思います。

かなり”同じ”に固執しているよな。同じであって違う存在だと理解しているだけで本当には認識していないのか?と思えてしまうほどに。

でも実際のところ頭では理解してんだよな…ずっと同じではいられないこと。なにも違わないなんて無理なこと。変わってしまったものを元通りにはできないこと。新しくつくり直すことはできても全く同じにはなりえないこと。それを寂しいと思ってしまうんだよな…そうなる前の状態に戻りたくても手に入らないんだもの…。願ったってどうすることもできないんだもの。

ひなたと同じで今までそうやって生きてきたから考えを変えることにまだ慣れていないんだな。こういうところばかり同じなんだね。ひなたが捨てなかったところは同じだ。

 

そうか、今の二人って”前に進めない弟”と”未来を見ている兄”だ。だからうまいこと歯車が回ってないんだ。後退するものと前進するものがかみ合うわけがない。

 

エピローグ③のラスト、衝撃的すぎて大声で「えっ!!?」って言いながらスマホを放り投げました

こんな展開誰が予想したよ…登場することがないと思っていた父親の存在。ここにきて顔を出してきましたよ。

一番最初に二人の存在を否定して、いまさらのこのことやってきやがって……って正直思いました。でもその先を読み進めると違ったね。いまさらなんてことなかったんだね。

ひなた…きみってやつはなんでそう自分を蔑ろにするんだ……なんなんだよ…なんでそう自分を大切にしないんだ…自分の気持ちや感情を飲み込んでまでゆうたくんのために、二人のために生きてたのかよ……憎しみの感情は全てゆうたくん一人に委ねて…勝手すぎる大馬鹿野郎じゃんかよ……勝手すぎるんだよ………

「大嫌いだから。憎んでるから。今すぐ舌噛んで死んでほしいぐらい」に対して「うん」の一言って…その想いはひなたにもあったんだと思うんよ。でもそれはもう自分の中から消し去ってしまってるか押し殺してるか…なんにせよゆうたくんがそう思っていることを肯定している。それはもう自分の中からないものとした感情をゆうたくんが持っているということで過去の自分をも守っているからかな…

一人でなんでもしてきたわけじゃない。だってまだ未成年だしね…よく考えれば分かることだったよな…でもそんな考えしなかったよ…ずっと父親の存在はあってないようなものだと思ってたし、放任主義だと聞いてたからさ…ひなたが父親と相談してるだなんて思わないじゃん。会話してるなんて思わないよ…

そうやって守ってきたんだな…………そうやって分けてきたんだな……健気だね……お兄ちゃんであり母であり父であるきみは…痛いな…

 

自分たちを化け物にした父親という存在を、同じように否定してしまったら本物の化け物になってしまう。それを悟ってるひなたよ…いつも天真爛漫に振る舞ってるくせに本当によく考えてる。だから燐音と波長が合うんだろうな…馬鹿に見えているだけで、見せているだけで、実のところすごく起点が効いて頭の回転が早い。賢いんよな。

 

なんだろうか、怒ってるわけじゃないんやけど…いや怒りはあるけど…なんかこうやるせなさ?なに?父親がちゃんと保護者として役割を果たしているのかは微妙なところだけど、二人のことを父親なりに心配していたことを知れてよかったなという嬉しい気持ちはあるけど、受け入れたくない気持ちもある…

父親もボロボロな状態だったのはわかってるし、今回のことでちょっとばかし見る目が変わったのだけど、やっぱり「気持ち悪い」と放ったことは許せないんよな…仕方ないと言っちゃだめだと思うし、そうやって許してもらいたくもないだろうし…

 

それにしてもひなたが思ってたよりも狡猾だった…愛で傷つくことを知っているのに、ひなたはこりずにそれをしている…すごく残酷ですね…全てをわかっているようでわかってないところが彼の魅力のひとつです…

そしてゆうたくんが思ってたよりも綺麗だった。でもちゃんと自分が綺麗な状態で生かされてるの知ってるから、あえて汚いものを見ないようにしてたのがさ…それも愛だよね…ひなたの想いを黙って受け入れただけだもんね…だからなにも知らないのは当たり前なんだよな…大切なことはなんにも話してこなかったからなぁ…

 

これ以上にない皮肉たっぷりの言葉でした

「いつも感謝してる」「お父さんのおかげで」なんて鋭い刃で腹を裂かれるような痛みでしょう?それほどのことを簡単に口にしたのだから無傷で拍手なんて贈れると思うなよ………

「子供のままの笑顔で、大人みたいに自由に!世界のどこにでもいる、ひとりの普通の人間として!」の言葉もどれほど父親に刺さったのでしょうね…あなたが”普通の人間”だと認めなかった彼らがどれほど”普通”に思い悩まされていたかわかったかな…後悔していたのならわかるよね…

私このイベの予告でゆうたくんの顔見たときに子供らしい無邪気な笑顔!!って思ったのだけど、実際そうだったんだなと知れて大満足でござる。ハピエレに手の平の上で転がされている。

 

ゆうたくんを愛でたくなる気持ちがわかる…ひなたが守りたかった姿…

ゆうたくんが「ひなたくんを返せ!」って飛び込んでくるの最高すぎでは?ひるみそうなところをお兄ちゃんが心配で怒りと勢いに任せてるのとても素晴らしいと思います…

浮気現場とか言っちゃうのおもしろすぎるんだけどどうした!?ほんまびっくりするくらいお兄ちゃん大好きだな!?反抗期終えたらこうまでストレートになるんかってくらいには愛情表現が露骨。かわいい。

しまいにはお父さんお母さん!?って助けを求めるのびっくりしてしまったな。ついとっさに思いつくのが親なのかと…結局のところ親の存在を求めているのだろうか…悲しくなってしまうな…(いつもはアニキ!だけど今回はそのアニキがやばめだったから次に頼るところが親になるんだなと思いました)

 

ひなたのことをヒナって言うのに対して『ひなた』って訂正するのもかわいいねぇ、にこにこしちゃう。気に入らない相手には渾名で呼ばせないのいいと思います。敵意むきだしだね!ユタって呼ばれるのも嫌そうだもんね。

 

ゆうたくんお金の管理を全てひなたに任せてるのもなかなかよな…いちいちめんどくさくない?お金使うときに毎回ひなた通すのすごくない?そんなところがおんぶにだっこなんだけど…まぁきみがいいならいいと思うよ…それを当たり前のように言っちゃってるところも危うさあるよね…

 

燐音のクソデカ感情どうにかしてくれ

弟とニキに対してのクソデカ感情が表れてておもしろいなと思いました(おもしろいとか言うな)。

たった一人のために手段を選ばないのめちゃくちゃ愛では。そういうの大好きだよ。なにがどうなってもいいから弟を取り戻すっていうのテンションあがりますね。ないと思うけどいつかやってくれてもいいよ。待ってます。

食べ物にしか興味のないニキに対して凹むのかわいいね…ご飯に嫉妬しないで…笑

 

「お兄ちゃんも個人的な幸せや楽しみを求めても」のところ、ひなたにとっての幸せは弟の幸せだからなぁ…って思った。自分自身だけの幸せや楽しみって考えたことあるんかな…そもそも燐音自身にもかなりブーメラン…まぁ、最初にアイドルになったときは自分だけの幸せを求めてたのかもやけど…

 

燐音は自分の愛したものを間違ってると言われ続けてきたからこそ、自分がそれを言ってきた人たちのようにならないように、世間のいう”間違ってる”ものを愛した人たちに手を差し伸べようと思ったのか…?そういうことなのか?誰か一人だけでも肯定してくれる存在という者は心が救われるもんな。必要なんだもんな。

 

わりかし燐音の言ってることはわかるんやけど、ゆうたくんに拷問のようなことをしたのは許さねぇかんな…それはしちゃいけねぇよ…それひなたに知られたら即敵認定だから気をつけろよ…最終的に丸く治まっていたけどなかったことにはならんからな…世界で一番、自分の命よりも大切な弟になにをしたか忘れるなよ…

(もしや私はゆうた過激派か?いいえ、葵兄弟過激派です)

 

大人とは、子供とは、アイドルとは、愛とは…?

HiMERUの「子供のままで幸せに生きられる場所は、実際、死後の世界にしかありませんね」の言葉が本当にそうで泣けてしまう。なんでそうまでして大人にならんといけんの?強制的に”正しい”とされる方向に自分を持っていって、子供である自分を殺していく。そうやって自分を殺すのなら大人になる必要とは?世間一般の普通に嵌め込まれて生きる意味とは?なにもかもを我慢することが大人になるということなら、子供の居場所はない。ネヴァーランドは子供の世界なのだ…

ところでHiMERUは一体なんなのだ?いつかくるであろう真相が怖いですね。

*

双子がアイドルになったのってそれが愛される手段だったからなんだと思ったらすごい泣けてきてしまった…アイドルになりたいわけじゃなくて、アイドルが好きだったわけでもなくて、アイドルに対しての憧れがあったわけでもない…生きる手段なら技や芸を魅せるだけでよかった。サーカスなんて最適な分野じゃん…でもそうじゃなかった。化け物呼ばわりの普通ではない一般ではない自分たちが愛されるためにはどうすればいいか考えた結果がアイドルだった。あの場所でなら愛されると気づいてしまったから…

いまはアイドルとして楽しんでるし、結果的にはよかったんだけど、その動機が”愛されるため”って思うと…たった一言で人生が崩れるのはいろんなところで教わっているのだけど一向に慣れない…毎回傷を負っている…

*

「『みんなのことが大好き』なひとは、誰かひとりしか愛さないひとより、愛が弱くて足りないってわけじゃない。『みんな』向けた愛にだって、救われるひとはいるって俺は知ってるし、信じてる」ってあんずじゃんな…ひなたはあんずに出会って救われたうちのひとりなんだもんね…返礼祭…。

愛の形はそれぞれで、人によって違う。みんな平等に愛することが難しければ、一人だけ愛することも難しい。それでも自分だけに向けられる愛を求めて、みんなを愛したいとも望もうとする。一番の愛情をもらいたい。でもいつもそれは叶わない。そんな中であんずはみんなに平等に一番をくれたから。上も下もない平等の愛は優越感もなければ劣等感も感じさせない。それは残酷でありつつも、救いの手。

とそんなことを思い描きました。正直自分でなに言ってるかわかりません。私の感性を言葉にする語彙力がほしい。

最近ひなあんにつま先を入れかけているところなのであんまり理解も把握もしてないのですが、ちょっとここは深い沼地な気がします。ドキドキ

 

改めてそれぞれの視点って大事なんやと痛感した…知らないことが多すぎたな…

私はたぶん、ゆうた目線でひなたを見ている気がする。感情的にはゆうたくんに近い。おいこらアニキ!!って気持ちわかるもんな…だって許せんよ…弟のためだからと一人で行動したこと…それを教えてくれたとしてもなんで言ってくれなかったんだって怒りますよ…頭ではわかってても納得はできません。一人でなんでも背負いこませて、きみはなにも知らなくていいよって言われてるのは、悲しいし、悔しい。

でも全てを見てるからそれは違うでゆうたくん…ともなる。複雑。

 

なんかこの子たちずっと不安定だからどんな話を読んでも私の脳内が暴れ回る…ない頭で考えてるから余計にわけわからんくなるし、悲しんだり喜んだりで情緒不安定になる…2winkがんばってるなぁ…

 

ということで(?)Twitterに垂れ流したのをまとめた感じの感想でした!まぁ、いつものごとくとっちらかってますね…文章力どうにかしような…

今回のイベまじで最高に解釈の合うお話。というか2winkに関して公式と解釈が合いすぎるから公式が最強。双子の供給うるおいすぎてますありがたし。

5周年のコズプロイラストも最強でしたね!!

ひなたが後ろで弟を見守るような余裕たっぷりで強気な笑み。ゆうたが手前で柔らかく天使のような微笑み。守りたいこの笑顔。

愛しさ増し増しの今日この頃でございます。ありがたし。

 

 

愛されることを望んで愛される場所を探した。無条件に愛してくれる親という存在がそれを与えてくれなかったから。でも、だからこそこの場所を選び、この場所で出会えたものたちがたくさんある。彼らがキラキラと輝ける居場所ができた。きっとそれは喜ばしいことだ。それに私が彼らを知ることができて応援することができている。それは喜劇と呼んでいいだろうね。

 

PS.そういえば『気持ち悪い』が地雷って実際に口にされると結構きついなと気づきました。まぁまぁ重めの地雷を軽く言うんじゃない☆